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義務教育終了…なんです

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若は、次の春から「中学3年生」である。

義務教育終了

…ガチ「進路」な。



さて。
若は、「重度」と呼ばれる自閉症児である。そして、知能検査や発達検査における「IQの数字」においては「知的障害」と判断される数字ではないので、診断名は「高機能自閉症」である。

こちらの自治体では「IQ70以下」に交付される「療育手帳」について、全領域IQと凸凹具合を総合して考えて、「IQ70以上」でも交付されることがある。
………が、若は「全領域IIQ」がエグイ感じの高スコア。
療育手帳交付対象外となったのだが、そのときに検査員の先生から「これだけの凸凹があったら、社会生活を送る上で支援は必須です……ですが、療育手帳は出せません。ホントにゴメンなさい」と言われた。
(なので、小2から精神で手帳交付してもらってます)

で、こんな若は、小学校からずっと「特別支援学級(情緒学級)」に在籍している。
IQの関係で、地域の特別支援学校高等部および高等支援学校は「入学不可」である。
小4のときからずっと働きかけてはいたんだけど…親の会の代表とか経験していく中で、支援学校の定員オーバーの現状を知ったり、教育困難校の現状を知るにつけ「コレは『支援学校に入りすれば万事解決』なんて話ではないのだな」と痛感。


現段階で、若は比較的「上手いこと生活している」という本人の状況、中学の支援関連教諭、発達支援センター担当心理士、主治医の判断から
「校風をチョイスした全日制高校」
に進路を取ることになりそう。
(単位制と通学タイプの通信制を本命にしていたが本人の様子から違う進路を勧められた)

ところで、若が通う中学の特別支援学級(情緒)は、教科担任制を取っているので、「内申点がつく」という大変ありがたい学校である。
中学というのは「教科担当がその教科を教える」(これが『教科担任制』)でないと、内申点がつかないというのが独特のカリキュラム。
そう、「数学の○先生」「国語の△先生」「社会の×先生」……が、それぞれの教科を教えないと内申点がつかない仕組み。
例えば、支援学級の担任が「社会の先生」で、担任の先生が国語や数学を教えたら、その教科については内申がつかないのだ。
「義務教育終了後」の進路を考えるとき、「内申点が関係する進路」をチョイスせざるを得ないタイプのお子さんの場合は、本当に悩ましい。
(もちろん、内申点が無い場合での裏ワザはそれなりにあったりするんだけども)

とまあ、こういう事情もあってだな。
若の中3の「交流学級ボリューム」を相談される。
「(進路として考えている)高校の状況」を考えると、なるべく「交流(普通)学級」で授業を受けて欲しいところ。
いや、コレは「高校の練習」って意味あいでもあるんだけどね。

で、今回判明した

超ビックリ

若は「ザワザワ」が苦手なので、音楽以外の副教科は支援学級で受けている。
(※ザワザワ苦手なクセになんで音楽だけ交流なのか? ……若の言い分で音楽における『合唱』や『合奏』は人数がいないと楽しくないから! だそう。激しく納得)
で、「技術・家庭」と「美術」は交流でもいいんじゃね? と提案。
若いわく
「俺、技術は1年のときに3年の授業受けてた。だから、ペーパーテストも3年のヤツ受けてて、それで評価してもろてる。そやから、1年の教科書は1時間もやってへんねんけど、それはえぇんか?」
(※若が1年のときに技術を支援学級チョイスしたのは若だけだったので、人数がいた3年のカリキュラムを一緒にやってたらしい)

これは想定外(親もガッコも)

学校に確認すると、確かに技術家庭の制作ガラミだと、「そういうこともある」らしい。
ただ、若のよーに「1年の授業をまるっとやってない」というのは、今回初だったようで………
なおかつ「中3は技術を交流で」となった場合の想定をしてなかった…らしい。
(人数の関係で副教科は他学年のカリキュラムを一緒にやることも多くて、2年生が1年生のやるとか、そういの珍しくない感じ)
ただ、過去に「中3から支援学級卒業して通常学級」のチョイスをした先輩方もいたんだけど、もしかしたら、ココまでツッコミ入れてなかったか、「気づいてなかった」のかも……?
というより、コレは私が若本人から「俺、『1年の技術』、全然やってへんで」と言われて判明した事実。
判明した理由が「1年の技術で習う『木工』、俺、全然やってへんねんけど」という本人の言い分(若は木工をやりたかったらしい)。
いや3年のを再度習うことは「予習だと思ってラッキー♪」だったらヨカッタんだけど、「1年のカリキュラムまるっと抜け」となると…どうやって内申つけるんだてなこともあってな?(当方、1年から内申に関わります)

はい、ただいま「どうなるのか調べて折り返し!」で回答待ちです。







今、若に

「とても真面目な話です」

と言って、「保健体育」の「保健」(精巣とか子宮とか)の方面について質問してみたら

習 っ て な い

あかんやーーーーーーーーん!!!!!!!
(コレ、性教育のド基本だからガチで言う)
ていうか教科書に載ってるやつやーーーーーん!
いや……支援学級の体育って、「体力作り!」でマラソンとかウォーキングとかで通常学級以上にキツイとこあるけど、ちょ…カリキュラム!(汗)

副教科に目が行ってなかった

…のは私の敗因でしかない。
マジ反省(ちょっとこれから詰めさせてもらう)


↑ 一応、若が「真面目な話のようなので、俺も真面目に返事する」
ということで
・どうしたら子どもができるかは知ってる
・コンドーム的なグッズは一応知ってる(本人の思う知識が正しいかどうかは別として)
とのこと。
このあたりは若も「中学生」だから、そりゃまあ、色んなところから情報ゲットしてると思うし、そういう方面に興味が出るお年頃でもあるから、私としては別にショックではないがな。


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